天王寺屋友の會 公式サイト

『第八回 翔之會』

 

浅草公会堂にて『第八回 翔之會』を開催させて頂きました

 


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中村鷹之資勉強会
「第八回 翔之會」
ー十三回忌 五世中村富十郎を偲んでー


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2023年10月6日(金)
浅草公会堂


尾上松緑 指導

歌舞伎十八番の内

一、矢の根(やのね)

 

曽我五郎時致:中村鷹之資

曽我十郎祐成:中村児太郎

大薩摩主膳太夫:市川九團次

馬士畑右衛門:市川猿弥

 

昔譚偲面影(むかしばなししのぶおもかげ)

一、―天王寺屋語り―〈貴重映像〉

(てんのうじやがたり)

 

案内人:葛西聖司

 

一、二人椀久(ににんわんきゅう)

 

椀屋久兵衛:中村鷹之資

松山太夫:渡邊愛子


 

『矢の根

 

 

 

 

 

 

 

『矢の根』は松緑のお兄さんに
ご指導を賜り、
初役にて勤めさせて頂きました

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

役の大きさが求められる
大変難しいお役です


 

 

 

 

 

 

 


馬の方たちと息を合わせて
浅草公会堂での引っ込みは大変でした

 


 

―天王寺屋語り―〈貴重映像〉

 

 

  

 

公私ともに親しくさせていただいております
葛西聖司さんの司会にて
天王寺屋の生の声をお聴き頂きました


 

 

あの元気な声を
懐かしく
想い起こして頂けましたでしょうか

次の世代へ伝えたいことが
詰まっていました



 

『二人椀久

 

 

 

 

 

 

 

 

 

思い切っての挑戦でした

皆様の記憶に父と京屋のおじ様の
『二人椀久』が
いまだに残っていることでしょう


 

 

 

 

この度は愛子の松山にて
兄妹二人で初挑戦させて頂きました

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 二人とも無我夢中でした

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 京屋のおじ様が使われていた掛けを
使わせて頂き
掛けの扱いの難しさを痛感しました

全てが初めての挑戦でした

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

松山は祖母も勤めたことのあるお役です

最後は幻が消え入るように表現するのが
難しくもありましたが
今回松山を勤めさせて頂き
本当に貴重な経験となりました


 

 

 

 



いかがご覧頂きましたでしょうか




 

  


この度は父の十三回忌にあたり
大きな挑戦をさせて頂きました

お力添えいただいたすべての皆様に
心より感謝申し上げます

父の偉大さを改めて感じますと共に
伝統の継承の難しさと大切さを痛感致しました

これからも精進を重ねて参りますので
ご後援の程宜しくお願い申し上げます

 

 

 

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来年は8月12日に国立能楽堂にて

第九回翔之會を開催いたします
よろしくお願い申し上げます

 

 

 

 

中  村  鷹 之 資

渡  邊  愛   子

 

※写真の転用は固くお断り申し上げます

舞台写真:小川知子

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本公演の開催にあたりましては、

翔之會サポートプロジェクトにご賛同頂いた皆様より

温かいご支援を賜り、誠にありがとうございました

 

翔之會を支えて下さったすべての皆様に、

心より感謝申し上げます

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